鉄道好きから一言

(1) 個性のない関東のステンレス電車!!


塗装電車〕

         阪急電車 (関西)

関西を代表する伝統のチョコレート色で、高級感
のある大変落ち着きのある電車ですね。
       京浜急行電車 (関東)

関東の大手私鉄で唯一社ステンレス車を走らせ
ていない赤い電車に白い帯の電車です。


〔ステンレス電車〕

       東京急行電車 (関東)

関東の代表的な東急電車。他の私鉄に先駆けて
ステンレス車を導入した会社です。
       西武鉄道電車 (関東)

同じく関東の雄、西武鉄道です。ついに西武までがステンレス車を走らせ始めたですね。残念!


最近どの鉄道会社の電車に乗ってもステンレス車両になってしまいましたね。

ステンレス車両が登場するまでは、鉄道会社ごとにそれぞれ特徴のある形状・色彩の異なる電車が走っており、その情景を見ているだけでその路線の独特な雰囲気(風土)が伝わって来たものでした。

電車の外観は鉄道会社の顔であり、またその沿線の顔であったのです。”無機質”で”温かみのない”ステンレス化により、その顔があまり感じられない様になったのではと思っているのは私だけでしょうか。

面白い事に関西と関東の鉄道会社ではステンレス車両の割合が大きく異なっている点です。関東の鉄道会社では積極的に車両のステンレス化を図っている様に感じられます。新しく製作される車両は一部優等電車以外は全てステンレス車両になっているようです。遠からず関東のJR・私鉄の車両は全てステンレス化される事でしょう。(注)京浜急行は例外でただ一社ノンステンレス車のみです。〔偉い!!〕

それに対して関西(名鉄・西鉄をも含む)の鉄道会社は一部車両にステンレス車を採用している会社(阪神・南海・近鉄)もありますが、その様な会社でも新しく製作される車両の中に、ユニークな塗装車両も積極的に造っており、関東の鉄道会社の様に全ての車両をステンレス化する事は考えていないのではないでしょうか。特に残りの各鉄道会社は塗装車両にこだわりを持ち現在でも個性豊かな電車を走らせている様です。

関西系の電車は塗装のつやもきれいで色の配色・選択もとてもセンスが良く、こだわりを持って時間を掛けてそれぞれの鉄道会社(沿線)のイメージUPになる様に工夫が感じられ、関東の人間としてとても羨ましく思っています。

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